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60代・70代のEDと性の悩み:持病や薬との関係と相談のしかた

最終更新 参考文献 5件約6分メンズコア研究所 編集部

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「この年だから仕方ない」と思っていても、気になる気持ちは年齢で消えるものではありません。60代以上で知っておきたい、持病や薬、前立腺の手術とのかかわりをまとめました。

要点

米国の調査では、70歳の男性の67%に何らかのEDがありました。60代以上では、持病や飲んでいる薬がかかわることが増え、心臓の病気の薬と一緒に使えないED治療薬もあります。前立腺の手術のあとの尿もれやEDには、骨盤底筋トレーニングがリハビリとして使われています。相談するときは、飲んでいる薬をすべて医師に伝えてください。

目次
  1. 60代以上のED
  2. 持病と薬との関係
  3. 前立腺の手術のあと
  4. 60代からできること
  5. 相談のしかた
  6. よくある質問
  7. 参考文献
  8. あわせて読む

60代以上のED

米国のマサチューセッツ男性加齢研究では、何らかのEDがある人の割合は40歳で39%、70歳で67%でした。日本の2023年の全国調査でも、年齢とともに勃起機能や性行為の頻度が下がる傾向が報告されています。ただし、年齢が高くても性への関心が続く人は多く、気にすることはおかしなことではありません。

持病と薬との関係

  • 持病:糖尿病、高血圧、心臓の病気、脳卒中のあとなどは、血管や神経を通じてEDにかかわります。
  • 薬:血圧の薬、うつの薬、前立腺の薬などで勃起しにくくなることがあります。自己判断でやめずに、処方した医師に相談してください。
  • ED治療薬との飲み合わせ:狭心症などで使う一部の心臓の薬を使っている人は、ED治療薬が使えないことがあります。ネットの個人輸入は使わず、必ず医師の診察を受けてください。

前立腺の手術のあと

前立腺がんの手術のあとは、尿もれやEDが起こることがあります。米国のメモリアル・スローン・ケタリングがんセンターなど多くの病院が、尿もれのリハビリとして骨盤底筋トレーニングを紹介しています。

前立腺がんの男性を対象にした試験(Galvão ら、2025年)では、運動と性の健康についての指導を組み合わせたグループで、勃起機能の評価が良かったと報告されています。いつから始めてよいかは、手術を受けた病院で確かめてください。

60代からできること

  • 骨盤底筋トレーニング:寝たまま・座ったままでもできます。年齢に関係なく、使えば筋肉に力がつきます。
  • 歩く:持病がある人は、主治医に相談しながら無理のない範囲で。
  • パートナーと話す:挿入だけにこだわらない触れ合い方もあります。

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相談のしかた

泌尿器科やメンズクリニックのほか、かかりつけの医師にも相談できます。相談するときは、飲んでいる薬の名前(お薬手帳)、持病、いつから気になっているかを伝えると話が早く進みます。急に勃起しなくなった場合は、心臓や血管の病気がないか確かめるきっかけにもなります。

よくある質問

60代以上でも、相談していいのですか?

はい。年齢を理由にあきらめる必要はありません。ただ、心臓の病気などで薬を飲んでいる人は、一緒に使えない薬もあるため、相談するときは今飲んでいる薬をすべて医師に伝えてください。

60代からでも骨盤底筋は鍛えられますか?

鍛えられます。骨盤底筋も手足の筋肉と同じように、年齢に関係なく使えば力がつきます。前立腺の手術のあとの尿もれのリハビリとしても使われています。持病がある人や手術を受けた人は、主治医に確かめてから始めてください。

テストステロンの検査はどこで受けられますか?

泌尿器科、メンズヘルス外来、男性更年期外来などで、血液検査で調べられます。テストステロンは朝に高く夕方に低くなるため、採血は朝(7〜11時ごろ)に行うのが一般的です。

変化を感じるまでどれくらいかかりますか?

研究の多くは、12週間(約3か月)前後の継続で評価しています。感じ方には個人差が大きく、期間を過ぎても変化がない場合や悩みが続く場合は、泌尿器科やメンズクリニックに相談してください。

参考文献

  1. Feldman HA, et al. Impotence and its medical and psychosocial correlates: results of the Massachusetts Male Aging Study. J Urol. 1994;151(1):54-61.(数値は Boston University Sexual Medicine「Epidemiology of ED」より)医療機関原文を見る閲覧日 2026年10月13日
  2. 日本性機能学会 臨床研究促進委員会「日本人男性の性機能に関する全国調査」(2023年実施、20〜79歳の男性6,228人)2024年7月公表資料原文を見る閲覧日 2026年10月13日
  3. Galvão DA, et al. Exercise and psychosexual education to improve sexual function in men with prostate cancer: a randomized clinical trial. JAMA Netw Open. 2025.資料原文を見る閲覧日 2026年10月13日
  4. Memorial Sloan Kettering Cancer Center. Pelvic Floor Muscle (Kegel) Exercises for Males.医療機関原文を見る閲覧日 2026年10月13日
  5. Snyder PJ, et al. Effects of Testosterone Treatment in Older Men. N Engl J Med. 2016;374(7):611-624.論文原文を見る閲覧日 2026年10月13日

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